ワックスを使用する保護剤です。価格を安く抑えることができ、かつ簡単に自分で施工することができる人気の種類です。油膜を作り出すため艶と光沢をきれいに出すことができます。

油脂系コーティングは自分で簡単にできますが、耐久性が低いのがデメリットです。コーティングがすぐに落ちてしまうため、約2週間から1ヶ月ごとの塗り直しが推奨されています。熱に弱いという性質もあり、雨で流れ落ちてしまうこともあります。費用よりも手間を取る方におすすめです。

シリコンやテフロンなどが原料の保護剤です。低価格で手に入り、施工も自分で簡単にできます。小さな傷、汚れなどから車体を保護し、さらに光沢を出すことができるので、車をピカピカに保ちたい方におすすめです。

油脂系のものより耐久性がありますが、それでも効果は3〜6ヶ月ほどしか持ちません。また、花粉や排気ガスなどの油汚れがつきやすいという特徴もあります。

ガラス成分が配合されているため、耐久性の高い保護剤です。傷を防ぐ効果が高く、簡単な洗車で汚れが落とせるのが特徴です。艶と光沢をきれいに出す仕上がりで、効果は半年から1年ほどです。

ガラス系のものよりも長持ちし、傷がつきにくいのが特徴です。透明性の高いガラス被膜でボディを保護するため、汚れが落ちやすく、日頃のメンテナンスが楽になります。光沢のある車体に仕上がりますが、油分を含んでいないため艶は出にくいです。

劣化が遅く、3年ほどは効果が持続すると言われています。しかし自分で作業しようとすると難易度が高いため専門業者に対応してもらうのが一般的です。そのため費用は少し高くなってしまいます。また、保護剤の硬化に時間がかかるため、注意が必要です。

金属、酸素、窒素や炭素などの化合物から成る保護剤です。被膜が厚く耐久性に優れています。持続性が5年から7年と長いのが特徴です。ガラスコーティングよりも光沢は強く、見た目が美しく仕上がる上に、汚れもつきにくく耐薬品性能にも優れている製品です。

弱点としては価格が他の保護剤と比べて高めということです。シミやムラができやすいという点も挙げられます。技術力によっては施工の際にムラになってしまうため、安心して任せられる業者にお願いするのが無難です。

以上5種類の保護剤の紹介をしましたが、いかがでしょうか。自分でコーティングするなら油脂系か樹脂系から選ぶのがよいでしょう。業者に依頼するならガラス系、ガラス、セラミックから予算と相談して選ぶことができます。

・ボディをきれいに保つことができる

ガラス系ボディコーティングが作り出す被膜は、車体に艶と光沢を与えます。そのため車がきれいに輝いて見えるので、きれいなボディを維持できます。

・汚れがつきにくい

この製品が作り出す被膜は、車体に汚れがつくのを防ぐ効果があります。泥汚れや雨染みなどの頑固な汚れがつきにくくなるのです。もし汚れが付着してしまった場合でも、簡単な洗車で楽に汚れを落とすことができます。

・傷から車を守る

ガラス系の被膜は比較的強固なため、塗布することで車に傷がつくのを防いでくれます。運転していると石が跳ねたり飛来物に当たったりして、傷の原因になるものがたくさんありますが、そのような自然とついてしまう小さな傷から被膜が車の塗装を守ってくれます。

・費用が高くつく

下準備として、事前に磨きの処理や下地処理が必要なため、業者に依頼すると他のものより施工料金が高くつく傾向にあります。油脂系や樹脂系は安価で入手でき作業も自分でできますが、ガラス系コーティングはプロの作業が要求されるので、たとえ高くつくとしても専門業者に依頼するのが安心です。

・製品によって差がある

ガラス成分の含有量は製品によって異なります。製品によっては、ガラス成分の含有量が非常に少ない場合があります。万が一そのような製品を選んでしまうと、せっかく丁寧に塗布したとしても期待する効果が出ないこともあります。使用する製品を決める前に、ガラス成分の含有量を確認しておきましょう。